どうも、皆さんこんばんわ。
福井の家庭教師のベストマン代表 加藤です。
昨日、推薦合格発表がありましたね。
ベストマンで指導を受けられている生徒の皆さん、全員おめでとうございます!
頑張りましたね。お疲れ様です。
そして、いよいよ再来週に迫ってきました、「2月5日 月曜日」、「2月6日 火曜日」 福井県私立高校入学試験。
専願の方も、併願の方も、しっかりと過去問などで対策をしてください。
さて、
前々回からの私の記事は「日本社会ってどういう社会?」でした。
日本の教育制度はどのようなものによって定め決められているのか、そして「教育の目的」とはどのように定義されているのかについて説明するために、日本社会の特徴を理解する必要がありますので、前々回から日本社会の特徴について述べさせていただいています。
今回は、前回引き続き「日本社会」の特徴の説明のpart 3です。
今回も最後までお付き合いお願いいたします。
また、昨年末5回に渡り「日本の教育制度の問題点」について、私なりの意見を述べさせていただきました。
まだお読みになってない方は、下記リンクより、是非一度お読みください。
福井の家庭教師はベストマン! 代表独り言:学校の教育制度の問題点①
福井の家庭教師はベストマン! 代表独り言:学校の教育制度の問題点②
福井の家庭教師はベストマン! 代表独り言:学校の教育制度の問題点③
福井の家庭教師はベストマン! 代表独り言:学校の教育制度の問題点④
福井の家庭教師はベストマン! 代表独り言:学校の教育制度の問題点⑤
目次
日本における「教育の目的」
さて確認事項ですが、日本における教育の目的は
民主主義国家である日本国の、社会の形成に必要な能力を育むこと。
もっと簡単に言えば、
日本社会に適した人材を育成する
ことであると何度もお伝えしておりますね。
そして日本教育が目指す日本社会に適した人材ですが、教育基本法に書かれている難しい言葉だけでは、なにやらイマイチ理解でいないので自分たちで考えてみようと、前々回よりまず日本社会そのものがどのような社会なのかについて述べさせていただいております。
さて、日本社会は一般的に「高度情報化社会」、「大衆社会」、「ポスト産業社会」と言われることがあるとお伝えしました。
その中の「高度情報化社会」「大衆社会」については前回解説させていただいておりますので、
今回は3つ目「ポスト産業社会」についてです。
ポスト産業社会(脱工業化社会)とは?
脱工業化社会(だつこうぎょうかしゃかい、英: post-industrial society)は、工業化を経た産業社会(工業社会)がさらに発展し、産業構造において情報・知識・サービスなどを扱う第三次産業の占める割合が高まった社会のこと。
※wikipedia 参照
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%B1%E5%B7%A5%E6%A5%AD%E5%8C%96%E7%A4%BE%E4%BC%9A
ポスト産業社会は脱工業社会とも呼ばれます。
脱工業化社会について述べる前に、まずは工業化社会について、簡単に説明しましょう。
工業化社会(産業化社会)とは?
工業化社会(産業化社会)とは、文字通り工業化の進展した社会のことをいいます。
日本においては、大量生産の工場を中心に大量の労働者が雇われ、雇用は安定していました。
現在では、IT技術が発達していますが、当時はそういった技術はありませんでしたので各工場に熟練工が必要でした。
労働組合が発達し賃上げのストライキ等が多く行われ、また福祉も安定しておりました。
そして大量生産した商品を売るために広告などの宣伝を担うマスメディアが発達しました。
社会の考え方としての違いは単一の生活様式を受け入れ製品や商品は単一化し、皆同じような生活をしておりました。
現在では多様性が重視され、普通を嫌い、特別にあこがれる人が多く存在するようになりました。
ポスト産業化社会
ポスト産業社会とは上述されている通り、情報・知識・サービスなどを扱う第三次産業の占める割合が高まった社会のことを示します。
ポスト産業社会の前身である工業化社会では、社会において生産、製造業が大きな割合を占めていたため、就職先が単一化され就職活動というものは必要ありませんでした。
現代の脱工業化社会が進んでいくと生産製造業以外の情報・知識・サービスなどの第三次産業が発展し、就職の選択の幅が広まり就職活動をするのが当たり前になり、雇用競争が激化していきました。
大量生産の時代から、多品種少量生産の時代へ、大量長期雇用の時代から、非正規単純雇用が増大する時代になりました。
工業化の時代と比べ、レジ(精算機)ができたり、宅配便ができたり、便利になった反面、そのようなサービスの雇用は非正規雇用で埋められていきました。
そして長期雇用されるのは4年制大学、大学院卒のいわゆるエリートたち。
このように多様化するにつれ、労働組合の力も衰退していき、グローバル化によって賃金の安い外国に産業が移転し、産業の空洞化が起きていきました。
物価が下がり、賃金は下落し、貿易でまかなえる仕事の賃金は安くなっていき、車や服、靴など海外に発注したほうが合理的と判断されたものは海外で行われるようになりました。
その結果、格差は増大していきました。
ITビジネスマンや会社経営、商社などの情報を扱う仕事などの中核労働者と、土建や介護、工場勤務者などの底辺労働者との格差は開いていき、高学歴でないと就職できないので、大学進学率が増加しました。
韓国では今80%以上の大学進学率だと言い、TOEICや海外留学などがあたりまえとなっているそうです。
(それに対して日本の大学進学率は50%以上です。)
シャッター商店街などにみられる小売店の衰退とともに、スーパーなどの大規模店舗が増え、今ではアマゾンなどのネット販売が増加しました。
都心に多様な雇用が集中することにより東京などの都市に人口が一極集中し、全国の2/3が過疎問題に苦しんでいます。
それにより全体的に雇用が不安定化し、少子晩婚化が進みます。
女性労働力率が上昇したことは、女性に対する差別が解消されたという受け取り方もありますが、それは脱工業化社会により経済力が下降、共働きをせざるを得なくなることにより結果「専業主婦」が減少したのです。
サザエさんのような家族は世の中の大半ではありません。
それは工業化社会の家族なのです。
大量生産が減少していくに連れ、雇用が減少し、国内消費も少なくなり、経済成長も伸びなくなっていきました。
大量生産は国内ではなく国外で行わせ、生まれたお金は中枢のエリートへ、底辺労働者は安い輸入品しか買えなくなっていくので、財政は赤字になり、貿易は赤字になっていきます。
パラサイトシングルなど、親元に同居している人も増え、離婚も増えていきました。
自殺や精神病が増大し、アイデンティティに不安を持つような時代になっていきました。
・・・。
ここまで書くとなにやらポスト産業社会とは嫌な社会だなと思うかもしれませんが、これはある意味社会が発展している証拠とも言えます。
今回はやたらとネガティブに書いてしまいましたが、次回はポジティブにポスト産業社会を説明させていただきたいと思います。
と、いいますのもこの「ポスト産業社会」実に奥深い。
考えれば考えるほど面白い事柄だなぁと思い、一回でまとめることにもったいなさを感じてしまいました・・・。
さて、今回はここまで。
それではまた来週。
さようなら。
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